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今回で20回という節目の回を福岡支部主催の下で迎える事となった「全九州空手道選手権大会」。更に今年は極真会館の最大行事である、4年に1度の世界大会が開催される訳であるが、近年、日本の王座が外国人選手に脅かされている現状を踏まえ、今大会においても次代を担う世界選手が発掘されることが望まれる。さて、今大会にはサブタイトルとして「時代ノ風ハ南カラ
サムライ ココニ集結」という文言が掲げられている。過去の歴史を顧みても、時代が大きく移り変わる時には九州からその事象が起こる事が多かった。極真の歴史を見ても、過去8回開催された世界大会で、初めて地方支部から王者に輝いた木山仁は鹿児島支部所属であった。この偉業を達成した木山に続く逸材が九州に集まり、「サムライ」としての気概を見せてくれることが期待される。また、今大会の大会会長を引き受けて頂いた、株式会社
新出光の代表取締役社長である出光芳秀氏からは「武道は古い文化などではなく、これからの日本にとってこそ大切な"財産"である」とのお言葉を頂いている。極真会館に所属する者は、空手という日本古来の武道を、大会等を通して世間一般に広く正しく認知させていく義務がある。
ところで、今大会には今や極真の歴史そのものと言える、極真会館最高顧問である郷田勇三氏を本部席に迎え、前述した前世界大会(第8回)王者である木山仁
名古屋中央支部長による演舞が催されたりと、九州で開催される大会としては非常に豪華な顔触れが揃った。
さて、肝心の試合結果であるが、少年・高校・女子の部では他流派である勇征会の活躍が目立った。例え少年部・女子部であっても、極真的な強さは示してもらいたい。一般の部では「ベテラン対新人」といった構図で進んでいった。特に注目すべきは過去の大会においても優勝等の実績を持つ山下武範(宮崎支部)と内田健吾郎(鹿児島支部)の2人だ。彼らに他の選手がどこまで絡んでこれるかが今大会の見所の一つでもある。しかし大方の予想通り、結果的にはこの2人で決勝が行われ、35歳のベテラン山下が26歳の内田を僅差で振り切って優勝した。「新しい風」を感じさせる選手が出現しなかったのは若干寂しく思われる。また、今大会は判定決着が多く、「一撃」で相手を倒す事を理想とする極真空手の大会としては、今後の技術革新が望まれる結果となったと言えるのではないだろうか。
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